今日はアウランガバードから日帰りでエローラの遺跡を見に行ってきました。
エローラはこの地方の目玉観光地で、ヨルダンのペトラ遺跡を思い出す崖をくりぬいて作った石窟寺院が並んでいます。
アウランガバードのセントラル・バススタンドからの8:30amのローカルバスに乗り、1時間弱でEllora cavesに到着(21Rs)。
バスを降りた幹線道路沿いに遺跡への入り口があったので楽でした。チケットを買い(250Rs)入場。
インドで一番お金がかかるのは入場料ですね。最近導入されたという外国人料金が憎い。(インド人は5とか10Rsとか)
奥にしばらく進むと石窟群が見えてきました。
とりあえず一番右奥の第一窟から見に行きます。
Cave10?
始めの12窟は仏教の石窟で岩をくりぬいた寺院などの石窟で、仏像の彫刻や仏塔(第10のみ)などがありました。
特に第5窟はとても奥行きがあり、広い空間が作ってありました。
そういえばココに来て始めての仏教遺跡です。仏像を見るのも日本以来。
第13~29窟からはヒンズーの石窟群で、とりあえず第16のカイラーサナータ寺院はエローラ遺跡のメインで、とても大きな石窟です。
第16窟の彫刻
本殿内部
本殿を支える像の彫刻
重さでしわが表現されているのが分かります。
良くこんなものを削ったなと思うほど良くできている寺院です。内部も入ることが出来て、ヒンズー教のシバ紳、像、牛などの彫刻がいたるところにありました。
内部見学後、外側の岩を登って上から眺めることが出来るのですが、その眺めはまたすばらしかったです。
第16窟全景
29窟も広い遺跡で、並ぶ柱とその奥にある本堂の眺めは神殿のようでした。
29窟の彫刻
29と30の間は離れているのですが、リキシャマンに盛んに誘われましたが、歩いていっても大した距離ではありませんでした。
32と33窟は2階繋がっていて、ここもなかなか良かったです。
特に二階部分は柱などの色が少し残っていました。
ちなみに30~33窟はジャイナ教の遺跡だそうです。
第32窟(かな?)の柱
奥行きが無かったペトラと違って、エローラ遺跡は中も見ごたえがありました[E:scissors]。
次にアウランガバードに戻る乗り合いジープで途中で降ろしてもらい、
ダウラタバードという砦を見に行きました。(15Rs)
それにしても乗り合いジープは人詰め込みすぎだろ。22人も乗ってたよ[E:sweat01]。
写真の山の上にある砦で、登るのはきつそうでしたが、途中、ヘドロ地獄の上を渡る橋やヒア汗もののコウモリだらけの洞窟もあり、知らない間に登りきる事ができました。
砦の上からの眺めは最高で、畑や山々、少し向こうのアウランガバードの町まで見渡す事ができました。
それにしてもココはインド人ばかりしかいないので、自分が天然記念物状態だ。
写真を撮ってくれはもちろん、かってに撮られたり、じろじろ見られたり。修学旅行かなんかできている子供たちが全員こっちを見てたときはビビッた。
その辺にいるサルより人気者だ[E:dash]。
女学生たち
下におりてから、ジュースを飲み、バスを待とうとしたらまた乗り合いタクシーの運転手に捕まり乗り合いで行くことに。(10Rs)こちらはぜんぜんギュウギュウづめでは無く快適でした。
アジャンターに戻る頃には暗くなってしまいました。
割といいレストランで豪勢なターリーを食べてみた。それでも80Rs(160円)