バトゥフェリンギビーチで見る夕日。
マレーシアへの入国は簡単だった。国境で一度バスを降り、まずはタイの出国審査。再びバスに乗り少し先のマレーシアのイミグレで入国審査。どちらも何をやっているのか長いこと並んだが、順番が来るとなんてことはない、入国時は質問は無く、指紋採取の後ハイ。スタンプだ。
マレーシアの高速道路はきれいだ。タイも悪くはなかったが、マレーシアのそれは日本のようだ。ペナン島へは長い橋で接続されている。橋から見る島には高層ビルが沢山建っていて先進諸国以上の大リゾートを思わせる雰囲気だ。バスはその中心地のジョージタウンに到着。安宿街(と言うほどでもないが)にチュリア通りにて程なく宿も見つかった。
ドミで一泊RM15。バンコク高めのドミと同じくらいだが、ペナンの方がダントツ綺麗でそれを考えると安いのかもしれない。
ジョージタウンはリゾートとはかけ離れたただの町。とはいっても世界遺産に登録されている(?)歴史ある町だ。イギリス統治時代に立てられた建物がいまだ沢山残っている。町の規模はなかなか大きく、地方の中枢都市といった感じだ。バスが街中を始め島内のいたるところに頻繁に出ており、移動には困らない。市内バスもヨーロッパ並みに綺麗で寒いぐらいのエアコンがガンガン聞いている。距離制で毎回値段が違うくせにおつりが出ないのが欠点だ。
また、ここペナンは食の都と聞いていただけあって、マレー料理はもちろん、中華、インド、料理が安く食べられる。沢山の人種が住んでいる賜物だろう。イスラムの国だけあってお酒は高いが。
この国に入って一番驚いたのは、英語が良く通じることだ。タイ、ラオス、カンボジアに比べると外国人は少ない上に、ほとんど旅行者が訪れない屋台食堂に行ってもなんとか通じるところが凄い。
バスで一時間弱。バトゥフェリンギというビーチがある。ここはザ・ビーチリゾートといった感じで、いろいろ高く、あまりバックパッカーにお似合いな感じではなかった。一応近くにゲストハウスもあるが、あまり安くは無かった。林立するビルとは裏腹に観光客は少ない感じだ。
それでも世界遺産に登録されたらしい市内観光や、郊外の大きなお寺、展望地へのトレッキング、島内バイクツーリングそしてショッピングなど、やることが多くて一週間も滞在してしまった。ゲストハウスのオーナもよい人で、いろいろアドバイスをくれる。同じドミで知り合って多国籍の仲間を作り食事に行ったりもした。(そういえばそういうことはタイでは無かった。あの国が特殊だったのか。)マレーシア。意外と面白いかもしれない。
ペナンの中心、ジョージタウンの様子。
近代的なビルと英国統治時代の建物がミックスされた独特の雰囲気の町だ。
中華系の人が多く、殆どのものに中国語が書いてある。マレー語は英語に近くてヨーロッパの一国にいるようだ。
市庁舎
海がある町はどこか美しい。
そういえばマレーシアはイスラムの国だ。スカーフを被った女性が多い。中東で見てきた彼らに比べると戒律は緩いらしく、女性が店先に出ていたり、町を堂々と歩いていたりする。
多民族国家であるマレーシアは多宗教国家でもある。まちにはさまざまな宗教施設がバランスよく見られる。
St.ジョージ教会
中国系の観音寺
そしてイスラム教のモスク。
州立モスクは近代的で中は空調管理されている。このペナン島を見る限り、中東で見たような歴史を感じるモスクは見当たらなかった。
どんなに発展してもこのへんはやっぱりアジア。
港近くには水上家屋がある。 おくの近代的なビルと対照的だ。
水上家屋の風景はまるで昔の日本のようだった。
若干寂れ気味だが大きなショッピングセンターもあり買い物には困らない。
郊外にはジャスコを始めとする巨大なショッピングセンターもいくつか発見した。
ココから郊外編
ケッ・ロク・シという巨大な仏教寺院山の中腹にどどんと建っている。
なんか中国を中心に色んなものがミックスされた建築の寺だ。
塔のてっぺんからはジョージタウンやその向こうの海が見渡せる。
バトゥ・フェリンギビーチ。ペナン島隋一のビーチだ。
とはいっても遠浅と言うわけでもなく、泳ぐ人はあまりいない。
そう、パラセイルやジェットスキーを楽しむのがメインのようだ。
なぜか夕日の時間に飛ぶ人が多い(一回RM100~)
地元のジョギングコースをひたすら登り。(片道2時間)
暑いのであまりお勧めしません(ケーブルカー RM30)
島の最高峰。ペナンヒルに。ジョージタウンを始めとする眺めは最高。
頂上にはモスクとヒンドゥ寺院が。ヒンドゥ寺院はインドにはあまりないカラフルに塗られた綺麗な寺院だった。特にこのシバ一家の像が微笑ましい。
オンロードトレッキングだけど、熱帯らしいこんな花や
お猿さんにもあえます。
島の西側には、
ダム湖や
自然公園、国立公園もあり、長期滞在でもあきません。
バス路線もしっかりしており、殆どの場所へバスでいけます。
それでもバイクを借りると便利!。好きなところで気軽に止まれます。
ただし運転マナーはちょっと中国っぽい。。。ので危険です。それは町を歩いててもいっしょですが。。。
ちょっと干上がってますが、水上モスク
とその内部。
パイナップルってこういう風になるんだよ。
滝スポットもあります。
屋台も盛り上がってます。ペナンは食の宝庫。食べ物編はまたの機会に。
ビーチの夕日。バトゥフェリンギの西のほうはひっそりとしていて静かだ。
ちなみにこのビーチ沿いにあった、TVの「深夜特急」の舞台なったアーベンゲストハウスはつぶれていた。