クアラルンプールの象徴であり誇りでもあるKLCCセンタービル
少し前までは世界一の高さを誇るビルだった。
クアラルンプールは東南アジアきっての大都会のひとつ。バンコクと比べてもどちらが大きいとはいえ無い規模だ。いや、鉄道などの交通網だけで見るとこちらのほうが充実している。チャイナタウン周辺には歴史的な建物も残っているが、近代的なビルが立ち並び、新市街には十分すぎるほどのショッピングセンターがひしめいている。バンコクに比べ人は少なく歩きやすい。雰囲気もより先進的である。
しかしこの町にはいい思い出がない。その理由は宿にあった。バックパッカー向けの安宿はチャイナタウン周辺に集中しているのだが、料金はほかの都市に比べて高く、安いものもあるが、ベッドメイキングも怠り、南京虫(ダニ)が発生する劣悪な場所だった。なんとしても安いところにとまりたいと言う考えがあると、どうしても悪い環境の宿に身をおかざるを得ない。そんなこともあってこの町は最初の「つもり」より短い4泊で（宿替えなども含んでいるので最低限だった）後にすることになった。
町自体は決して悪くない。スーパーなどでの物価は高いが、中華街では安くておいしい屋台があちこちにあり、新市街に行けば万国に負けず劣らずショッピングが楽しめる。もう少しいたい気もあったので残念である。
中華街周辺では古い建物が残っている。
マスジッド・ジャメはしないで最も古いモスクだ。金曜の礼拝には道路にもはみ出すぐらいの人が集まっていた。
市内の移動はモノレールや高架鉄道などの公共鉄道網が整備されているのでバスを使わなくても殆どの場所にいける。
あまり効率的ではない場面もあるが・・・
ビルの森に囲まれたKLCC広場では、プールで泳いだり、マラソンしたりと都会の中でゆっくりした時間が流れていた。イスラム教の女性が自由に歩いている姿は中東ではあまり見なかった光景だ。マレーシアでは売り子や受付も女性が多い。（中東諸国では店員なども含め女性はあまり見かけなかったと記憶している）
ブギ・ビンタン地区は日本で言うところの渋谷だ。沢山のショッピングセンターが林立し、若者が闊歩している。
この界隈には巨大なショッッピングセンターもある。こんなにあって客の取り合いではないか。
歴史的な建物が残るムルデカスクエア周辺では5/21夜、大規模な祭りが開かれた。ものすごく沢山の人が踊っている。
各地から集まってグループごとに衣装をきて踊っていた。多民族国家だけあって、いしょうや踊りも多種多様だ。