チロエ島の風景を描いた落書き
パタゴニアの南端、プンタ・アレナスから丸一日以上、一旦アルゼンチンに入り、バリローチェを経て再びチリに入るとやっとこさプエルトモンに到着だ。このプエルトモン。以前ペンギンを見たアルゼンチンのプエルト・モンと同じような緯度にある。昼間はずいぶん暖かくなった。
チリのバスはアルゼンチンよりずっと安いが同じぐらい快適なシート。
プエルトモンの対岸にあるテンガロ島の山からのプエルト・モン市街地の眺め。背後に富士山のようなオソルノ山が見える。
町自体には特に見所はないのだが、港であるプエルト・モンは魚介類が豊富。ダウンタウンから少し西へ歩くと、アンヘルモという漁港がある。そこでは市場はもちろん、海の幸を楽しめるレストランが並んでいる。思ったほど活気がある感じではなかったが、名物のクラントとよばれる料理を食べてみた。最近の牛肉三昧からの変化もありとてもおいしい。
名物クラント。要は海鮮ごった煮である。特におまけで付いていたスープ(これらの煮汁にパクチーを加えたもの)が絶品だった。
プエルトモンの南にはチロエ島とう大きな島がある。ここでは大陸とは隔絶した環境から生まれた文化が残っており、その独特なかわいい教会や寺院が世界遺産にも登録されている。もちろん自力でも訪れる事ができるが、コストの問題でプエルト・モンからの一日ツアーに参加する事にした。
チロエにたくさんある尖塔が一本の可愛い教会。しかも木造である。
ウロコみたいな木を使った家の作りも独特で愛らしい。
カストロの水上家屋
チロエで最も有名なカストロのサン・フランシスコ教会
外壁はトタンで張りぼてのような教会だが、、
この木造教会の内部はすばらしい。ニス塗りの木目を生かしたすばらしい内装である。石造りのそれに比べて神々しさはないが、温かみのある雰囲気になっている。
ツアーの内容もただのトランスポートではなく解説や食事や市場見物・試食など、イベントが多く良いツアーだった。 また、何よりもツアーメンバーに恵まれて楽しかった。
海鮮市場でカニの試食を。黄色い身だったが味は日本のそれと同じだった。僕は食べてないが、生の貝にトライしている人もいた。
ツアーのメンバーはバンに収まる少人数。ガイドをはじめ誰一人英語が全くできなかった。苦労すると思ったが、僕がスペイン語がダメな事を踏まえて気を使ってくれた。これが楽しかった一番の理由だろう。
——————–情報コーナー———————————
バス:プンタ・アレナス→プエルト・モン 4,5000チリペソ(カマ) セミカマ 35,
000 月・水・金AM8時発 約32時間 PULLMAN社
※ウシュアイア→バリローチェが 1600アルゼンチンペソであった事を考えると同等以上の距離でこの価格差はすごい。
宿: 歩き方にあるカサ・グラディスの近く。ほかの宿のオヤジに紹介してもらった為名前ないかも。
7,000チリペソ シングル(実際はツイン) 英語不可 リビングでのみwifi可
シャワーのお湯の出が悪いバスルームあり。
チロエ島一日ツアー:13000アルゼンチンペソ 英語不可ガイド
※1アルゼンチンペソ=20円
※100チリペソ=16円
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