ムラピ山へのトレッキング(06/16)

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火の山ムラピ(KetupPassより)

峠から見たムラピ山の迫力が忘れられず、勢いでトレッキングツアーを申し込んだ。ガイド付きツアーは高いが、(225,000RP)、これはとても良かった。とはいっても山道を片道4時間、これをツアーとして片付けていいものか、日本のアルプスの山なみのハードな登山道だ。トレッキングシューズじゃないときついだろう。始め5人のチームだったが、フランス人の女の子2人は途中で脱落。無理も無い。
セロでガイドと合流。村を深夜一時に出発し、日の出までに登った。眼下には裾野に転々とする沢山の集落や遠くにソロらしき大きな町も見える。途中で焚き火をして日の出を待ち、山頂へ!と思ったらその一歩手前で限界となった。去年噴火したばかりと言うのもあるのか、さすがに山頂は無理らしい。しかし、そこからの日の出は最高であった。太陽が空の色を変えながら眼下に星のように散らばる村々や街の明かりを消し去り、地平線から姿を現す。山上から見る日の出はいつ見ても美しすぎる。明るくなって改めて気づくと登山道は火山灰で真っ白。滑るすべる。しかし景色はすばらしく、つい見とれてしまう。転びそうになりながら何とか無事下山。ガイドが英語が出来ればもっと良かったが、すばらしい登山となった。

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隣山、メルバブ山を背後に見ながら登る。

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火を起こして日の出を待つ。

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空の色が変わって行く。街の明かりも神秘的だ。

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朝日を受けるムラピ山山頂。強い風が吹き荒れる。この日は私たちを含めた2グループだけだった。

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メルバブ山も朝日を受け、峠を雲が通過する。

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いつ見ても美しい日の出

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度重なる噴火で作った裾野の地形は雄大だ。土石流や溶岩流が流れた谷が幾つもある。

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おつかれさん。もう一つのグループを含めても、ほとんどがフランス人だった。

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