北岳やぁ

今回は日本第二位の北岳に登ってきました。
以前、蓼科山や富士山に登ったミケコさん(仮名)との登山です。
広河原→二俣?→八本歯のコル→北岳山荘(泊)→北岳頂上→二俣→広河原
↑のように一日平均5~7時間の比較的楽なコースをとることにしました。
ミケコさんの「富士山がみたい!」と言うご希望に沿っての計画です。
朝早く家を出て、芦安に車を停めました。去年10月に白峰三山を縦走した時と比べて、車の数は少なく、第2駐車場にらくらく停めることができました。
さて、南アルプス最大の試練 ”南アルプス登山バス!!”
(僕はこのバスにとても酔うのです[ふらふら])。
去年は立ち乗りで朝飯噴射直前でしたが、今回は難なく座ることができました。
しかし、遅れているだかなんだかで暴走運転。結局気分が悪くなり、広河原で休憩後、遅めのスタートをしました。
とはいっても今日は時間があるので、滝や北岳山頂付近の紅葉を楽しみながらゆっくりと登りました。
八本歯のコルへのルートは僕も初めてなので、北岳バットレスの迫力ある岩壁と美しい紅葉のコントラストを楽しみながら登ってゆきました。雪渓も残っていて冷たい水を味わうことができました。
また、バットレスを良く見ると数人が登っているではないですか!。
クライマーに見とれつつ、お昼頃には八本歯のコルに到着しました[るんるん]
Resized-2008_0927_115436AA.jpg
[北岳バットレス]
Resized-2008_0927_121438AA.jpg
[バットレス付近の紅葉]
八本歯のコルに上がってすぐ、雲海に浮かぶ富士山が視界に飛び込んできました。やはり南アルプスからの富士の眺めは最高です!
タイミング良くお昼の時間なので、富士山を見ながらの昼食休憩としました。
Resized-2008_0927_125429AA.jpg
[八本歯のコル付近からの富士山]
昼食後、時間があるので北岳方面に向かう手もありましたが、トイレが近かった為、トラバース道を通って北岳山荘に向かいました。
北岳山荘は、鞍部にあるためか、ガスが通り、視界は悪かったので山荘の中でゆっくりと過ごしました。夕方に外に出るととても寒くてビックリしました。風が強かったから寒く感じたのだと思います。
半袖T+長袖T+薄手フリース+ダウン+雨具を全て着込んでも寒くってやっぱり小屋の中へ・・[あせあせ(飛び散る汗)]
2日目の朝は薄ぐもりでしたが、視界は良く、富士山や中央アルプスなどがはっきりと見えました。
ミケコさんの楽しみにしていた御来光はハッキリとは見えませんでしたが、雲海に浮かぶ富士山と朝焼けの空はとても幻想的でした[揺れるハート]
2008_0928_055505AA.jpg
[朝焼けの雲海に浮かぶ富士山]
寒いので小屋で朝食を取り、ゆっくりストーブに当たってから誰もいなくなった頃に出発しました。
太陽も出てきて暖かくなってから出発。
元々トロい僕ですが、ミケコさんといるとさらにトロくなるようです[たらーっ(汗)]
空気が薄く、息を切らしながら北岳山頂に到着!360度の大パノラマに感動し、しばし休憩。
今日は北アルプスの北端や八ヶ岳、浅間山までばっちり見えました。白馬の方はもう雪化粧しているようでした。
ミケコさんもゴキゲンで富士山や間ノ岳に向かって「ヤッホー[exclamation×2]って叫んでました。
でもどの山からも声は帰って来ませんでした。。。[あせあせ(飛び散る汗)]
肩の小屋まで降りて、トイレ休憩し、右手に富士山と北岳の紅葉、左手に仙丈・甲斐駒などを望みながら、楽しい稜線歩きをしばらく楽しみました。
途中、良くしゃべる「自称プロカメラマン」と出会い、こだわりの記念撮影をしてもらいました。
Resized-2008_0928_110815AA.jpg
[紅葉の道を下る]
二俣へ一気に下り、水の豊富で仮説トイレもある河原で昼食を取りました。ゆっくり休憩した後、広河原へ向かいました。
最後の30分、疲れがきたのか、ミケコさんに異変が[exclamation]
どうも、ヒザが曲がらなくなる”ひざカックン状態”になってしまったようです[たらーっ(汗)]
でも、変な歩き方で何とか広河原に辿り着くことができました。良くがんばりました[わーい(嬉しい顔)]
ラッキーなことに、ちょうどバスの発射時間でした。
僕にとって最後にして最大の試練のバス酔いにも何とか耐え、無事芦安に到着しました。
今回は秋の不安定な時期にもかかわらず、天気にも恵まれ、ゆっくりとした楽しい山旅になりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です