朝起きた時の体調はまあまあ(悲観的に言うとイマイチとも言う)。
出かけることが出来そうだ。
と言う事でシャワーを浴びて出かけました。
とりあえず旧市街へ、宿の場所で教えてもらった場所まで少し歩き、そこからバスに乗ろうと思いましたが、乗るべき二番のバスが来ない。てゆうか数字が書いたバスが来ない。
その辺の人に聞いて見ると「今日は日曜だから来ないよ。」「じゃあリキシャで」ホントかウソか分からん。
結局、時間を無駄にしたくないのでリキシャで行く事にした。
料金はこちらの言い値(50Rs)で一発OK。たぶん高すぎたのだろう。
この辺はそれでいいと思ったら良いという事にしよう。けちけちしていると心が貧しくなる。すべて現地価格で行こうと思う事自体、ムリがある。それにこだわってイライラするよりはいいだろう。
インドの旅が長くなれば、だんだん感覚が現地に近づいていくだろう。そう考える事にする。
リキシャは赤土の城壁を超え、どんどん進む。道路の混雑が半端無くて怖いが、事故ってくれなきゃなんでもいい。
とりあえず旧市街中心のジャンタルマンタルの前に着いた。
昨日の昼から何も食べていないので、とりあえずその辺の露店で軽食をすまし、コーラを購入した。
スナックの中にカレーみたいなのが入った屋やつ。別に美味しくない。
コーラは本物(ペプシやコカコーラね)でもペットボトル一本20~25Rs。輸入品なのに意外と安く買える。びん詰めのニセモノはもっと安い。
ジャンタル・マンタルに入ってみた。
マハラージャ2世が作った天体観測儀群だ。インドの各地にあるがここのが一番でかいらしい。
二秒単位で測る日時計をはじめ、太陽や星の位置を測る観測儀がある。解説は難しくてよく分からなかった。
外から見えるので特に入場の必要は無かったかもしれない。
意味不明な野外博物館だと考えると面白いオブジェがいっぱい並んでいる。
次はシティ・パレス
マハラージャの住居であるが、一部が公開されている。
入場料は高い(300Rs) 。
それをいいことに「高いから他のとこ行こうぜ。」と言って誘ってくる変なリキシャマンが沢山いた。ふざけてるけど一理ある。
2つの中庭とそれぞれに中央の建物があり、ソレを見物する事ができる。
一つ目の中庭では豪華な建物があり、中には服などが展示されていた。
中庭の周りの建物にはアートギャラリーがあった。
2つ目の中庭 の中央には外壁が無い、集まってえらい人の話を聞く的な建物があった。
中央ではなんか踊っていた。
周りの建物にはカフェやら装飾や服などがある展示館もあった。
シティ・パレスを出てアイスを食した。
でかい真鍮のつぼをゆすって作っているなんとも不思議なアイスだ。ちゃんと冷たい。
粘りがあって意外と旨い。
みんな明らかに10Rsしか払ってないのに20Rsもふっかけてきたのでイラついたが。当然10Rsで話をつけた。
今日は「エレファント・フェスティバル」。そう、像祭りがあると宿で聞いてきたのでその会場に行ってみた。そういえば時間を聞いていなかった。
会場へ行く道はドローカルな道だった。寄ったチャーイ屋は3Rsで飲ませてくれた。全く英語が使えないが、いいおっさん達に囲まれて楽しかった。
シャイなチャーイ屋のオヤジ
会場へ着くと4時からだと分かった。キレイなペイントをした像が続々とやってくる。
戻った。
賑わっているラッシー屋を見つけて、アイス入りのラッシーがあったので試してみた(17Rs)
アイスは別に美味しくない。ラッシーだけで十分だ。
そこでパインアップルジュースを飲んでいる白人女性は覚えがある。
同じ宿にいたはずのキンガーさんだった。ホーリーは明日なのにもう顔中ペイントだらけだ。
はじけてるなぁ。と思ったが。本人はやられただけでそうでもないらしい。
この後僕は風の宮殿に行って、さらに郊外の城まで行った後、ちょっと遅れて像祭りを見に行こうと思っていたが。。
キンガーさんにそれは無謀じゃね。と言われた。たしかにそうだ。しかもバスが止まっている可能性がある。いけるのはホーリーが終わった明後日だ。
ということで風の宮殿に行って、その後像祭りに行く事にした。キンガーさんも一緒に行くことになった。
ハワ・マハル(風の宮殿)
風邪の宮殿はジャイプルのトップに出てくる象徴的存在だ。
入場料は50Rsと安いが、展望台ありステンドグラスありでなかなか面白かった。
風の宮殿から見るジャイプルの街
後から写真によくある正面を見に行った。
午後は逆光のようだ。
ココからだけ見ると上のほうはハリボテ(向こう側に部屋は無い)事は分からないね。
像祭りに行った。すごい観客だ。正面側は満席なので反対側に座った。後ろの山に城が見えて良い眺めだが、像のケツばかりしか見えない。
観客が警備員を無視して像の前に集まっているので真似して行ってみた。
花柄が多いが、可愛いペイントをした像が沢山並んでいる。
踊り子やらもいて華々しい。
まだ像が並んでいるだけなので、正面側観客席の屋上に登って見た。ここなら座れるし良く見える。
しかし像は並んで紹介されているだけだ。
しばらくすると色粉の入った壷を人の頭に乗せてこぼさない様に走るくだらない大会をやっていた。像はどうした?。
それが終わると。やるきのない警備員が少しやる気をだして四角いフィールドを作った。
像のサッカーをやるとアナウンスがあった。幾つかあるボールを像が適当に蹴ってるようにしか見えない。それはいいけど観客がフィールドに押し寄せてフィールドがどんどん狭くなっている。
まったく試合にならない。インドパワーは変だ。
像サッカーのフィールドが狭くなって行くの図
あまりのくだらなさにキンガーさんが帰ろうと言った。半分同感なのと、あまり遅くならないうちに帰ろうと思った。
彼女は夜を恐れていた。インド人もアラブ人も女にはさらにしつこい。ちょっとヒステリー気味になっていた所もある。
強そうな白人でも女一人旅はやはり大変なようだ。
明日のホーリーの為の道具(色粉と水鉄砲)を買い。パイナップルジュースを飲み、途中まで歩いた後、うまくバスが捕まらなかったのでサイクル・リキシャを拾った。
サイクル・リキシャは自転車の後ろに客車をくっつけたやつだ。これは観光用でないのでボラれててもしれている。
遅いが景色がゆっくり見れるのと、前でオッサンが一生懸命漕いでいるのを見るとなんかリッチな気分だ。
宿に戻って明日の為にお菓子とジュースを買っておいた。明日はインド三大祭の一つ「ホーリー」と呼ばれる祭日だ。
店もバスも電車もは全て停まるそうだ。
幸か不幸かこの時期に重なってしまったが、少しは味わってみようと思う。少し危険なのを承知で。
祭りの前夜は町のあちこちでのろしがあがっていた。