町から少し出るともうジャングルが広がる。
モコアはコロンビアのエクアドル国境と近いエリアのアマゾン側、プトゥマヨ県に位置する町である。標高590m。アマゾン熱帯雨林の大平原というより、アマゾンの山地といった感じ。深いジャングルになっている山々に囲まれた町である。県庁所在地的な町なので思ったより栄えていたが、のんびりとした雰囲気があって良い。
しかし涼しい高所に慣れていたので、やたら暑い。突然真夏になった。日本のように蒸し暑い。
プトマヨ県は、F.A.R.C.とか呼ばれている反政府ゲリラの活動エリアとしてコロンビア人に恐れられている(イピアレスの宿の人は行くのに反対していた)が、実際きて見たら同って事は無い。むしろ暑い場所の割りに乞食も居ないし、平和そうだ。
ここに至る道はイピアレスからパストでバスを乗り換え、東へ進みアンデスから下界に下る。未舗装のグネグネ道が続き、交通事故でずいぶんと時間がかかった。
こんな小さな町でも広場と教会は健在だった。
このモコアに来た最大の目的はヤヘ(アヤワスカ)の儀式ができるシャーマンを探しにである。実はペルーで観光化されかけているものの、確実に会え儀式をしてもらえる場所があったのだが、当時興味もなく通り過ぎてしまった。いまさら興味を持ってしまったので友人の情報により、こんな所まで来るハメになったのである。
まあ結果的には儀式はできずに終わったのだが、森林と水という大自然に囲まれたモコアの観光地になりうるポテンシャルを見てきた。
壊れかけの橋を渡って、Fin del Mundo到着。
ジャングルの中を小一時間トレッキング。ほとんど登り。
川にたどり着く。ここからがメイン。
この川、連続して大きな滝が4つほど続いている。
その滝の上からダイブしたりして遊ぶのが楽しい。
最後はこれこそ”Fin del Mundo”と名付けられた落差70mの滝。絶壁の頂点から滝がジャングルへ落ちてゆく様をおそるおそる覗く事が出きる。
おそる覗く事が出きる。かなり怖い。
少々道は悪いが、滝の下側に下りてみた。ジャングルの密林から密林へ落ちてゆく自然いっぱいの大滝だった。
池の中心に立つ集会所みたいなところ。
たいした物は居ないが、アマゾンにすむ動物やおおきな魚などが買われている。新しい動物園みたいなケージも現在整備中。
他にも郊外に滝や川などが点在する。
あまりツーリストの来ないであろう場所、人々は最初は遠めに自分を見ているだけだったが、町の広場で休んでいて、屋台のおっちゃんと話していると、ここぞとばかりにどんどん人が集まってきた。まだ日本人が珍しいのか、そもそもコロンビア人が人懐っこいのか。。特に若い子たちが沢山よってきた。人が人を呼び、夜遅くまで解放されなかったこともあった。