西安~蘭州 (2014/04/26~05/04)

9日間 走行距離 671km (累計1,414km)

西安をスタートして9日後、蘭州に着きました。キャンプが続いたので、蘭州では西安以来のベッドで快適に寝れました。
遅いけどWifiも久しぶり。

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蘭州の駅前で。

ここまでの道のりをざっと紹介。

4/26(1日目) 西安~永寿 約100km

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西安でのドミ仲間と。
ドイツ人の一人とはトルコまで無事着いたら一緒にサイクリングしようゼと約束。

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たぶん西安で一番仲良くなった青島出身の男の子。ヒッチでラサまで行くのだ。

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最初に西安駅であったYHのスタッフと。

そんなわけで別れを惜しみながらスタート。

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西安の安定門の適当な写真

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シルクロードを行くキャラバン隊の像を見ながら西安を出る。

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しばらく行くと田園風景が広がる。上海から南京の時みたいに工業地帯ばっかじゃなくてよかった。

途中の礼泉という町から登りがはじまりでこの日は500mくらい登った。

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夜は永寿という町の入り口にあるこんな公園でキャンプした。標高950m

4/27(2日目)  永寿~彬  約60km

朝は散歩の人たちに何人かに声をかけられたが特に問題なかった。

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標高が上がってゆくので谷越しに見る田園風景がきれいだ。

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しかしトラックが異常に多く怖いし砂をかけられてうっとうしい。行く車の9割ぐらいトラックではないだろうか。

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持ってきたガソリンストーブ、少なくとも今のところは食べるところに困らないので不要。使うのはもっぱらインスタントラーメン。

この日は旧永寿あたりまで500mほど登り、そして600mほど下る。その谷にある彬県の町(標高950m)の終わりにとても良い公園があったので15時頃少し時間が早かったがここで寝ることにした。

持ってきたサングラスも昨日なくしたし、町にいって見物&買い物もした。

 

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町の中心に公園があり、古い塔がたっている。

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そこから伸びる道には市がでていて雰囲気の良い都市だ。この町好き。

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都会のメリットは食べ物がおいしい事。選べること。こういう機会にたくさん食べよう。

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市街地から少し離れた大きな公園で、人も少なく、屋根の下で静かに寝ることができた。

4/28(3日目)  彬~泾川  約87.8km

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町を出るとすぐに石窟が見える。ここはパス。

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石窟でなくても農家が使っている洞穴が石窟みたいな景色がよく見られるようになった。

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彬県大仏寺。入場料35元

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石窟的に作られた寺院

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大仏様は下から見上げる事は出来なくて、顔の部分まえ登ることができる。

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大仏様は大きい。奈良の大仏ぐらいだろうか。

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大仏殿の両側には石窟もある。

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こんなところにも三蔵法師の石文が。言葉を刻んだだけだと思うけど。

ここはまだマイナーだが、とてもよかった。すばらしい観光地になりうると思った。
西安からバスでも行けるだろうからおすすめできます。

彬県の町からしばらくは川沿いのフラットに近い道だが、長武県に入ってからぐっと登る。のぼりの途中にあるダム工事をしていたあたりから交通量(特にダンプ)がぐっと減って外の景色を見ることができるようになった。

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朝食がてらによった田舎の小籠包のお店。パクチーがきいていたがまあまあだった。

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そして甘肃省に突入!。

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段々畑のようすが綺麗だ。

ここまで標高1300mぐらいまで登ったが、また一気に下る。下った先の泾川は950mくらい。なかなか標高を稼げない。

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泾川の町端にあるこんな公園でねた。有料公園だがみんなふつーに散歩していたのは何なのだろう。僕も閉園以降に入ったためか特に何も言われなかった。

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公園は山の上に登ったりできる。お寺とかあった。

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町のはずれに大きな塔が見える。

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4/29(4日目) 泾川~平涼 約84.3km

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駐車場で寝た。まだ乾燥してないためか、テントは朝露でぬれる。

朝から若い人たちに声をかけられる。自転車やテントに興味津々だった。
泾川の町を出る。

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のどかな田んぼの中を行く。菜の花畑が多くてきれい。

この日はのんびりした登りで標高1350mの平涼に到着。

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モスクがちらほらと見えてきた。

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そして平涼の町で。

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綺麗に整備された公園が3つもある町。町自体はけっこう埃っぽい。

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夕方は体操ダンス?している女性が多い。こういうのはなぜかほぼ女性。

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綺麗に整備された公園は自転車は入れないので、東湖湖公園という普通の公園で野宿。ここは夜中まで人がいてあまり良くなかった。

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公園のそばにある焼肉屋にて夜を過ごす。中国語がほとんどできなくても興味を持って接してきてくれる人も多い。

4/30(5日目) 平涼~六船山 約52.8km

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とまった東湖公園

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ラサに行く中国人サイクリストと出会う。彼らは荷物も少なく、さっそく置いて行かれてしまった。

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この日は登る登る。いつの間にか2200mぐらいまで到達。景色も素晴らしいが、途中自転車を押すくらいまでバテた。登りもうイヤ。

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そして残念な六船山トンネル通行止めの案内。もっと手前に書いてくれよ。

と思ったらそこは怪我の功名。諦めて通行止めゲート近くで野宿しようとしたら、地元の村の人に囲まれ、

そこの管理者?の人が家、というか作りかけの宿泊施設?に泊めてくれた。夕ご飯も準備してなかったので、奥さんが夕食を分けてくれた。

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5/01(6日目) 六船山~界石あたり 約79.48km

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泊めてくれた家の主人と。
野宿しようとしていた怪しいとしか言いようのない外国人を迎えてくれる心は素晴らしいとしか言いようがない。

次の日の朝は雪がちらついていた。通行止めが解除とかないかなぁと立ち寄った閉鎖ゲートの管理所を再び訪ねると、、
もう一ついいことが!
警察が車で工事中のトンネルを通過させてくれた! あー良かった戻らなくって。

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車で運んでくれるよう手配してくれた、若い二人の警官と。

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トンネルをこえると吹雪になっていた。そしてかじかむ手に震えながら下る。

反対側のゲートではなんでそっちからくるんだという話になったようだが、まあ色々あったのだということで。

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しばらく下ると雪は止んだ。白い山が少し見える。

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そしていつの間にか入っていた宇夏の回族自治区を抜け、再び甘肃省へ。写真は高速の入り口なんだけれどね。

ここからアップダウンが多くて疲れる。無駄だと言いたくなるが仕方ない。なだらかそうな隣の高速がうらやましい。

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段々田んぼの風景の広がりが迫力ある。

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界石舗にある作りかけの博物館。このあたりのルートは中国赤軍が進んだ道としても有名らしい。

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そこから少し先に行った谷の眺めが良いところでキャンプ。

5/02(7日目) 界石あたり~会宇の北  約73.8km

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しばらくは素晴らしい景色が続く。100メートルくらいのアップダウンも続くのはやめてほしいんだけれど。

この日は前とは別の中国人サイクリストと出会うも、会宇の町で見失う。そこから20Kmほど進んだところでキャンプを張った。早めに走行を終えたので草原に銀マットを広げてごろごろするのは気持ちよかった。

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5/03(8日目) 会宇の北~蘭州手前40㎞くらい 約89.76km

今日も午前中は結構強く登り続ける。定西までに2200mくらいの峠があった。 

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上海から続く国道213がついに2000mに達する。別に全部走ってきたわけじゃないけど一応記念撮影。

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峠付近から。あー参った。

道は定西の北で北西に折れる。食事を済ませてから。蘭州にむかって進み始める。

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道はボッコンボコ、トラックの砂塵にしてやられながらすすむ最悪な道。そして標高1800mを前後する小さなアップダウンも相変わらず激しい。。が割と蘭州近くまで続く。

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景色が素晴らしく、泊まれそうなところを見つけてしまった。ただ、まだ2時半はストップするには早いなぁ。

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とここで今旅初の外国人サイクリストのマレーシア人男性と出会う。ここから蘭州まで一緒に走り共に過ごした。

彼はこの日ビザ延長の関係で蘭州まで行く予定だったがこの道路ではちょっと無理で途中でキャンプ。

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道は悪いが眺めは素晴らしい。

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二人だとキャンプが安心してできる。

大きな岩で国道から隠れた場所で語りあう。僕にはちょうどいいこの気候が彼には寒すぎてつらいようだ。

5/04(9日目) 蘭州へ。 約43.8km

この日の走行は少ない。蘭州についた。いやーひと段落、とは言えないが、多少はやり遂げた感がある。登り基調もとりあえず一段落するだろう。

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久々の大都市にビビる。なんか安心感もある。

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駅前で記念撮影。

そしてマレーシア人サイクリストとホテルに泊まる。自転車置き場がありそうなところを探すのにちょっと苦労。138元・二人部屋、トイレ付。

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蘭州と言えば牛肉面。

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ただ、ラーメンはどこでも食べれるので何となくもう一つの名物の焼き物で乾杯。

イスラム教の人が多いからか、以前ほど酒を飲んでいる人を見かけない。イスラム料理の店が多い。

ここからシルクロードは二手に分かれる。一般的には天山路をとるが、タクラマカン砂漠の南を通る西域南道も風情がありそうだ。ただ、そこを通った人の情報を見かけないことからやはり町が少ない、青海省付近のアップダウンが激しいなど、大変なのだろう。

ここはおとなしく天山路を取った方が無難なのだろうかと思っている。

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