アーグラー郊外へ(03/25 Tue)

今日はアーグラーから少し離れた「ファーテーブル・スィークリー」に行ってきました。
たった14年しか使われなかったアクバル帝が首都として作った城塞都市である。

アーグラーのイードガー・バススタンドからバスに乗って一時間(27Rs)。「ファーテーブル・スィークリー」に到着です。
門を潜るとにぎやかな商店街があり、大きな門をもったモスクにたどり着きました。

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立派なブランド門。スゴイ大きい。

モスクは入場無料だからか、沢山の人がゴロゴロしていた。
中庭奥にはアクバル帝のお墓があった。

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中庭とアクバル帝の墓。(中央の白い建物)

ココで働いているといってガイドを始める兄ちゃんがいた。断ってもしつこく解説をしてくれるので、お金はあげないよ。と宣言した上で解説を聞いていた。
最後は露店のお土産やに連れて行かれたが、コレが目的だったのだろうか。

モスクから少し離れた宮廷地区に行った。こちらは有料だ。
中に入ると100Rsくらいでガイドを雇ってくれと何人かが寄ってきた。とりあえず断って奥で休憩しているとやっぱりガイドが寄って来た。
お金の替わりに入場チケットの半券をくれてもいいと言って来た。聞けば子供にやると言う。
このチケットがなんの目的で使われるのか分からないが、一度は怪しいので断った。
だけどあまり悪い人には見えなかったので騙されたと思ってガイドをしてもらう事にした。

ジョド・バーイとかいう宮殿からはじまり、広い中庭、夏と冬に別れた寝処。ハーレムの女性を駒に見立てたチェス場、ソレを眺める5層の建物。宝物殿など沢山の施設があった。

おもしろかったのは一つの柱や壁の装飾に仏教、イスラム教、ヒンドゥ教、キリスト教、ユダヤ教の模様が組み合わさって彫られている事だ。敷地内の多くの建物がそんな感じだ。
アクバル帝が宗教同士の対立を嫌い、仲良くやっていけるようにと願っていたからこそできたものだという。
ゴア出身の彼の妻もまた、キリスト教だったといっていた気がする。

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中庭を俯瞰する。

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ディワーネ・カースの装飾
上の派手なキリスト教の装飾、その下の柱に上からイスラム教、ヒンドゥ教、写真がいだが仏教の装飾が並んでいる。

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パンチ・マハル

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宝物殿の装飾。
これも同じように様々な宗教の装飾が取り入れられている。

一通り回った後、もう少しゆっくりしようと思ったが、ガイドのおっちゃんに電車で帰った方が安いしアーグラー城までいける。と聞いたので、電車の時間に合わせてスグ駅に向かうことにした。
約束どおりガイドのおっちゃんにチケットの半券をあげ、「ファーテーブル・スィークリー」を後にした。
それにしてもチケットの半券、物乞いの子供やもちろん、リクシャーマンでさえ、半券で乗せてあげる。と言って来る。みんな口をそろえたように記念だ。と言うが、ココではこのチケットの半券は何かの価値があるようだ。
こんなことなら今までの世界遺産系のチケットを沢山持ってくれば良かった。

駅までは歩いて15分くらい。時間はぎりぎりだったが、電車が30分くらい遅れたので丁度良かった。
アーグラー・フォート駅まで6Rs、格安だ。
自由席で立ち乗りで45分くらい。アーグラー・フォート駅に到着だ。

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駅の歩道橋からジャーマ・マスジットを見る。

このあたりの旧市街を散策した後に、宿に戻った。乗り合いリクシャを使ったら安くタージマハルまで行けた。
宿でシャワーを浴びさせてもらい、駅に向かった。
夜行でバナーラスへの移動だ。

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