モノクロームな世界へ。
キューバの首都、ハバナは南米から引き続きスペイン風の街だが、他とは違う。古い建築が修復もそこそこに残り、道には何十年も前のオールドカーが黒煙をあげながら走っている。そんなモノクロの街を白人黒人の差無く人が闊歩する。
この人種差別のなさは共産主義国としてこの国のもっとも成功した所だと思う。
共産主義国としてのこの国は人々の性格も違って見える。仕事に対しては無気力みえるが、ただ子供を作って生きてゆけばよいという、生活の事を考えずに気ままに生活しているようにも見えた。
その一方で外貨を手に入れ他の人間に差をつけようとする者もいた。彼らは我々観光客に積極的に話しかけてくるが、決まって金品を要求してきたり、または(政府公認ではない)タクシーの運転手だったりする。
彼らだけを見ていると”ラテンノリ”のアジアがキューバのイメージになるだろう。
キューバ人の本当の性格はここハバナの観光エリアにいる限り分からなかったのかもしれない。
とにかくキューバの旅はここハバナに始まりハバナに終わるのである。
キューバを彩るクラシックカーと古い町並み。モノクロの建物と綺麗に塗り替えられたオールドカーのコントラストが渋い。
彼らは何も好き好んでこんなかっこいい車に乗っているのではない。物資が不足しているこの国では古いものでも可能な限りつかうのが常識だ。道路の真ん中で壊れている車もよく目撃する。
ぴっかぴかに再塗装された車もたくさんある。でも基本ボンネットを開けるとボロだ。
カテドラル。世界遺産である旧市街の作りは基本的には南米によくある”スペイン風。”
街のショッピングストリート”オビスポ”通り。大勢の観光客やキューバ人が歩いている。
お土産やもたくさんある。
大道芸人も多い。
街のカフェバーではサルサの生演奏が行われている事が多い。どっちかと言うと観光客向けだが、キューバらしい風景のひとつである。
旧国会
スペイン風と書いたけれどアメリカっぽい風景・建物も多い。過去のアメリカ支配時代に入ってきたものだろう。
新市街はこんな感じ。そんなに大きいビルは無い。
革命広場に立つタワー。今は休業していた。ホセ・マルティンの博物館だけやっている。
大理石でできたタワーの台座から見た旧市街方面。
有名なチェ・ゲバラ。革命広場の周りは官公庁が点在している。これも政府のオフィス
マレコンと呼ばれる海岸線沿いの道。沢山の人が海を眺めている。
夕日が当たるモロ要塞。
チェ・ゲバラの執務室があるカバーニャ要塞。
カバーニャ要塞からの夕日。市街地に沈む夕日。
ハバナについては当然のことながら入国時、出国時の2回滞在した。今回の記事ではその両方をまとめて紹介した。
——————–情報コーナー——————————-
飛行機:ボゴタ→ハバナ(リマ経由) LAN航空 22h(乗換込) 円換算\25,410
空港タクシー:25CUC(標準) 15~20(非公式タク)
※他にバスあり(30分程度歩く必要あり 1人民ペソ)
宿①:CAPITORIO HOUSE(宿主:ホアキーナ) ドミ(4人) 10CUC
San Jose(Sam Martin No.116)
朝食付、ホットシャワー(あまり出ない)
宿②:名称無し(宿主:オダリス) ドミ(2人) 10CUC
San Juan de Dios No.112 二階
朝食付、電気ホットシャワー(電気にしては優秀)
※キューバの宿は常にカサ・パティクラル(個人宅)。Wifiはなし。
※1CUC(セウセ)=1USD=90円
※1CUC(セウセ)=25CUP(人民ペソ)
キューバは2つの通貨がある。CUP(人民ペソ)は本来地元民用。
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