旅の終わりに向けて。
いろいろ決めた一日(03/29 Mon)

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今日も朝日がきれいだ。

決めた。帰ろう。なんとなく決心がついた。
そもそも出国前は2010年になる前には帰国するだろうと考えていたので、余裕を見て色々な手続き上、半年分の準備しかしてなかった。
もうタイムリミットは過ぎているのだ。
このままでは失業保険ももらえない上にいろいろ迷惑がかかる。
それに色々なものを見すぎて感動が薄い。旅=仕事。旅が義務的な感覚になってきているのが勿体無い。

ただ帰る上で惜しいのはネパールだ。絶対行く国リストに入っていた。
ネパールのヒマラヤは4月ぐらいまでは何とかシーズンだ。
ただそんなことをしていると、この後、帰国が1ヶ月遅くなると失業保険だけで\20,000近いロスだ。
ヒマラヤは10月以降が今よりもベストシーズンだという。この時期を目指してもう一度来るつもりで気軽に帰ろう。

地球一周まで残り時差たった3.5時間、もう日本からはさほど遠くない場所まで来ていた。
陸路で行きたかった気もするが、実際問題ネパールからチベットへのルートは不明瞭だ。(公式には不可だそうです)
よし、今度(仕事に就いてなかったら)今度は日本から陸路でネパールを目指すか!
新しい目標が出来たのでやっと決心がついた。

その心があるうちに宿のオーナーさんに旅行会社に連れてってもらった。あまり笑わない男だが結構面倒は見てくれる。
畳二畳ほどのスペースにパソコンとオヤジがいる小さな旅行会社だった。歩いていても気づかない。
飛行機はエアインディアの直行便、デリー→成田が一番安い(22,000Rs)
ただ、バンコク乗り継ぎのタイ航空 デリー→中部国際は(25,000Rs、約5万円)
と成田→名古屋までの電車代より安い。旅行会社のオヤジはソレを聞いてビックリしていたが、日本の旅費はそういえばそんなもんだ。
コルカタからだと1万円近く高くなる。ルート的にはコルカタが良かったが、それはあきらめよう。
自分でネットで調べた旅費よりも安かったので、旅行会社に任せる事にした。手数料100Rs取られるが、日本的感覚ならタダみたいなもんだ。(\200)インドにいると結構大きな額に感じでしまうのが不思議だ。

贅沢ついでに列車の予約も全て入れてもらう事にした。

25,000Rsという金額はATMでは一発でおろせなかった。どうも10,000Rsが限界のようだ。3回に分けて引き出しをした。今回に限って全部1000Rs札でなく500Rs札で出てくるのでとんでもない札束だ。
お金をおろして宿に向かう途中、牛に頭突きを食らった。おとなしいものだと思っていたので不意すぎて避け切れなかった。片方の角がヒットしたらしく、わき腹がかなり痛む。
大したことはなさそうだが、アバラを折った人も結構いるらしい。
クルマやバイクはおろか牛までも注意しなければならない事になった。
決めた。日本に帰ったら吉野家にいって牛を食ってやる[E:catface]。

帰国は4月7日。一週間後だ。 残りの訪問都市はブッダ・ガヤだけにする。

そういえば、コレだけの事を決める前に今日は午前中散歩をした。どうもこの町は観光すると言うより散歩をする町のようだ。

ガンガーに登る日の出を見る。朝早く起きるのが日課だ。

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ガンガーに聖水を注ぐ聖者(?)
この人一日中ガートにある小寺院にいる気がするからそういうことにしておこう。

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朝日を浴びながら沐浴する人たち

朝っぱらからいきなり背後から犬に足をかまれた。とはいってもカプッとかまれただけなので外傷は無い。
噛んでから吠えていた。順番逆じゃねぇか[E:annoy]。 今日は動物運が悪いようだ。
昨日は川沿いに北に歩いたので今日は南に歩いてみた。

沢山のガートを通り抜け、一番端のアッシィガートに到着。きれいに整備されているガートだ。花火大会の会場にしたら丁度いい。
そこから奥に入り、2つの寺を見に行った。ドゥルガー寺院とトゥルスィー・マーナス寺院を見てみた。

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ドゥルガー寺院は真っ赤な建物だった。異教徒は中には入れない。

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トゥルスィー・マーナス寺院は割りと近代的な感じだ。靴預かり代5Rs取られるが、中にも入ることが出来る。なかは中東の大きなモスクによくあった中央吹き抜けの二階建て構造だった。
ご本尊の裏側2階には動く人形(ヒンドゥの神様達)で何かを表した博物館的な部屋があった。ツーリスト料金は無く2.5Rsと格安だったが、ヒンドゥ語の解説しかなかった。

このままバラナシ・ヒンドゥ大学に寄っていこうと思ったが、もう昼前で暑くなってきたので今日はココまでとした。
宿に帰って↑で書いた飛行機などの手配をした。

帰りに飲んだマンゴージュースはおいしかった。全部で3杯も飲んでしまった。
アッシィガート付近はツーリストずれしてないと聞いていたがそんなことは無かった。
リクシャは集中狙いされまっすぐ進めないし、マンゴージュースも5Rsと明らかに書いてあるのに聞けば20Rs。
指摘すればスグに折れるが、面倒だ。

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宿のそばにある寺院はカラフルな装飾がすごくきれいだ。

日が沈むとガンガーから満月が昇り、神秘的だった。

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火葬場の炎が黙々とあがっている。
ココはハリシュチャンドラ・ガート。宿の傍にある小さな火葬場だ。
こちらは寄付とか言って来る変な人もいないので静かだ。

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遠くのメインガートには多くの人がいるように見える。
遠くから見るとまるで花火大会かライブ会場だ。

残りの訪問都市はこの町とブッダ・ガヤのみだ。ここでもう少しゆっくりして旅の終わりを楽しもう。

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