豪華絢爛な建物と大勢の信者。聖地らしき風格たっぷりのハラーム。そこにいるだけで力を感じる。
マシュハドの主な見どころはハラーム・エマーム・レザー(以下ハラーム)。イランの中でもとても重要なイスラム教の巡礼地。
観光地としては今一つなのか、観光客や、信仰が浅いイラン人たちからの評価は低い。しかし、僕にとってはとても印象深く、宗教の力を初めて感じた場所となった。
ハラームは街の中心の広場のような場所に位置している。
一応イスラム教徒以外はガイド付のみで入場できるということになっているらしいが、それなりにしっかりした態度で臨めば、普通に入場することができた。中には入り口で止められ、ガイドをつけられた外国人もいた。
いづれにしてもカメラを含むバッグ類は持ち込み禁止。携帯でのスナップは許される。
沢山の建物が入り組み、その間には広場があり、泉や水飲み場がある。あちこちに絨毯が敷かれ、人々は思い想いに休んだり、お祈りをしたりしている。
金色屋根がついた水飲み場
メインの建物となる黄金ドームがついた建物。
中はキラキラ鏡で装飾されている。通路は熱心にお祈りをささげ、聖墓に向かう。
聖地を聖地たらしめている、エマーム・レザーの墓。みんなバシバシ携帯で写真を撮りまくっているが、一応撮影禁止ということで写真は掲載しない。
イランにはたくさんの聖墓がある(モスクにも見える)が、ここがもっとも重要な場所のようだ。この周りは沢山の人であふれ、意地でも聖墓の檻にに触ろうとする人達の熱気はとても衝撃的で、感動を覚え、自分も自然にこの場所に敬服した。
24時間開放されている広場は夜の方が巡礼者であふれている。広場はお祈りをする人たちで覆い尽くされ、イスラム教の力を感じさせるには十分だった。
ハラーム近くにあるバザール。遠くから巡礼や観光来た人のお土産売りで賑わう。
イランは思ったより自転車屋さんがしっかりしている。Diore XT などの高級(?)パーツも手に入るのだ。ということでマシュハドでは2つの改良を行った。
自転車の後ろのキャリアを交換。付属のアルミキャリアはブハラあたりで溶接が外れているのに気づき、直すよりも交換を選んだ。新しいキャリアは中国製で1300円程度。品質は良くないだろう。しかし、鉄でできているため修復も容易で構造も悪くない。
もう一つは、前々より低いなあ。肩が痛いなぁと感じていたハンドルの位置を上げた。直接上げるパーツは見つからなかったため、ハンドル角度を調節できるステムに交換。サドル位置も少し上げ、楽になることを期待する。 →しばらく走ったけれど特に問題なし。肩も概ね快適。ちょっとアンバランスな感じはあるくらい。