秋の気配を感じに、南八ヶ岳の最南端へ
今回選んだのは、八ヶ岳の中でも鋭い岩峰が魅力の権現岳です。最近は少し膝の違和感と向き合う日々が続いておりましたが、今回は依然の表銀座縦走中にアドバイスを受け、それにより新しく手に入れたヘリノックスのポールを試すという目的もあり、少し長めのコースを歩いてみることにしました。
天気予報は万全ではありませんでしたが、「無理をせず、景色を楽しみながら」。そんな大人の余裕を持って、観音平の登山口へと車を走らせました。色づき始めた木々が、静かに私たちを迎えてくれます。
日付
2025年10月03日
天候
高曇り(眺望良好)
歩行距離
12.7km
登り(累積)
1,335m
下り(累積)
1,335m
行動時間
8時間53分
山行レポート
展望ポイントにて
地図上で「展望台」と記されていた場所。高曇りの空でしたが、視界は驚くほどクリアで、遠くの山々まで見渡すことができました。ここからの景色だけで、今日来て良かったと思えるほどです。
遠い飲み屋・青年小屋
「遠い飲み屋」の赤提灯で有名な青年小屋に到着。この落ち着いた佇まいを見るたび、いつかここでゆっくりと一晩過ごしてみたいという思いに駆られます。
背後に控える編笠山
青年小屋から少し登り始めると、編笠山の端正な山容が目の前に広がります。ゴロゴロとした岩の斜面が、八ヶ岳らしい力強さを感じさせてくれます。
編笠山と南アルプスの共演
さらに高度を上げると、編笠山の向こう側に南アルプスの山々が姿を現しました。雲の上の巨大な島のように浮かぶその姿は、言葉を失う美しさです。
のろし場付近から望む核心部
のろし場付近からの眺め。目指す権現岳が右奥に、その手前には西ギボシが聳えます。ここからが本格的な岩場の連続。気を引き締めて進みます。
東ギボシから見る八ヶ岳核心部
東ギボシに立つと、赤岳や阿弥陀岳といった八ヶ岳の主峰たちが一望できます。荒々しい岩肌と、そこを渡る秋の風。登山の醍醐味がここに凝縮されています。
権現岳からの富士山
権現岳の山頂から、遠くに富士山を望むことができました。雲の上にちょこんと頭を出した姿は、何度見ても心が洗われるものです。
権現岳直下の緊張感
山頂直下の岩場。鎖場もあり、慎重な足運びが求められます。一歩一歩、岩の感触を確かめながら高度を稼いでいきます。
権現岳山頂からの絶景
ついに山頂。ここからは北アルプスの北の方まで見渡すことができました。空高く曇っていたおかげで、かえって遠景がはっきりと見えたようです。
アクセスとアドバイス
駐車場・移動
今回は「観音平駐車場」を利用しました。平日でしたが、人気の登山口ゆえ早朝から多くの車が。トイレも完備されているので、出発前の準備も安心です。
装備と注意点
- トレッキングポール:膝への負担軽減に非常に効果的でした。ヘリノックスの新作は軽く、岩場でも邪魔になりません。
- ミトン:稜線は風が強く、10月初旬でも指先が冷えます。手袋があると重宝します。
- 膝サポーター:権現岳から三ッ頭の下りは少し迷いやすく、足元も悪いため、膝に不安がある方はサポーター推奨です。
おわりに
膝の具合を懸念しての山行でしたが、結果としては大きな痛みもなく、秋の八ヶ岳を存分に満喫することができました。新しいポールとの相性も良く、これからの登山シーズンがますます楽しみになる一日となりました。
紅葉はこれからが本番。色づき始めた山肌は、これからさらに鮮やかに染まっていくことでしょう。皆さんも、自分に合ったペースで、この静かな秋の山を楽しんでみてください。
