パレンケ遺跡も個人的には必見の遺跡だった。
パレンケはティカルと同じマヤ文明の遺跡で、ユカタン半島北部、この先カンクンへと向かう方向にはたくさんのマヤ遺跡が点在している。
パレンケは町の名前でもあり遺跡の名前でもある。遺跡は町のすぐ近くの近郊にあるのだ。
パレンケに着いた日に、行き方を調べ、最終的にアグア・アスルやミソル・ハと言ったその他の観光地も一気に回れる、ツアー(移動のみ)を予約した。
パレンケのみなら近いのでコレクティーボで簡単に行ける。アグア・アスルもコレクティーボで行けるが、時間を考えると一日ですべてはきついだろう。
ツアーも移動だけなので高くないし。
朝に迎えにきた大型バンは、先ずは近郊のパレンケ遺跡に到着。見学時間は5時間程度が確保された。
このパレンケは、ティカル(グアテマラ)を除けば、メキシコで一番楽しみにしていた遺跡だった。
しかし、ティカル遺跡の直後で、残念に感じると思っていたが、パレンケはなかなか面白かったように思う。
パレンケ入り口。たくさんのガイドオフィスが並び、入り口まで歩く間に頻繁に声がかかる。
メキシコの学生証は使用不可。
入って先ず目にする「Templo de las Inscripciones」 碑文の神殿といったところか。
中には入れないが手前の8号神殿には入ることが出来る。
碑文の神殿の左には中心となる王宮があるが、先ずは更に奥にある高台の建築群に向かった。王宮の周りはお土産屋さんが店を開いている。
やはり公園のようにきれいに整備されているのはメキシコならでは。重要建築物も修復が進んでいる。
遭難しそうなティカルと異なり、古い遺跡という感じは減るけれども元々の都市景観は木を切り開いたこちらのほうが近いのかもしれない。
高台の最も奥にあるTemplo de la Cruz Foliadaからの眺め。左のピラミッド、Templo de la Cluz(十字架の神殿)も登ることが出来る。
上の写真の左側にある太陽の神殿。壁のレリーフがすばらしい。
これらの高台の3つの神殿の奥には碑文といえるマヤ文字や絵が刻まれている。
高台から望む王宮
王宮の中も入ることが出来る。石の回廊を抜けると内側に出ることが出来る。
いくつかの中庭がある大きな建造物はうろうろしていて楽しい。
壁のレリーフなどもたくさん残っていてすばらしいと思う。
塔や回廊の穴など、どこか西洋文化の影響を受けているように感じる。
下から見た王宮の全景。ピラミッドのようでもある。
この王宮の存在がピラミッドばかりではないパレンケのイメージにつながり、パレンケは面白いと感じた要因だった。
見学も終盤になってくると鬱蒼とした森の遺跡の感じも残されている。
最後はなぜか作られたようにきれいな滝があった。
残り時間で博物館を見学。
碑文の神殿で発見されたらしい王の棺。一枚岩で作られた蓋がすごかった。
移動のバンはかなり遅れて迎えに来た。
次は ミソル・ハという滝を見物。大きな滝で雨季と言うこともあり水量がすさまじかった。
滝の裏側に入れるが、びしょびしょになりまっせ。
ここには食事休憩も込みで1時間弱の滞在。泳がないので見学時間は十分。
そしてもっとも南下したところにあるアグア・アスル 青い水という意味で、写真を見たときは結構期待していたのだが、雨季だからか、茶色く濁って全然きれいじゃなかった。
たくさんの滝が混在している。
上流のほうへずっと歩いていける。泳げるポイントも何箇所かある。
地元の女性が洗濯したり、髪を洗っている光景も見ることができる。
最後はスコールが降ってきた。
期待していたアグア・アスルのきれいな写真はこっち(Google画像)を参照してください。雨が少ない時期に行くとすばらしいものが見れたかもしれない。その時期ならツアーを使わず、一日かけてここでのんびりするのもよさそうだ。
ツアーの同乗者のほとんどは、このままサンクリストバル・デ・ラス・カサスに向かった。僕はパレンケに戻り、明日の移動の準備をした。
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宿:サント・ドミンゴ 個室トイレ付 120ペソ
ロビーでWifi、水シャワー、扇風機
パレンケ・アグア・アスルなど移動セットツアー 150ペソ
入場料:
パレンケ遺跡 27+57ペソ
ミソル・ハ 10+20ペソ
アグア・アスル 38ペソ
※1ペソ(メキシコ)=約8円
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