笠ヶ岳~立山大縦走!(2010/07/24~29)

DSCN3769.jpg梅雨明けして一週間。最近は暑い日が続きます。
今回は新穂高(中尾高原)を始点とし、立山を目指しました。ココへはいつも時間切れでたどり着かなかったのですが、今回はちゃんとたどり着くことが出来ました!
中尾高原口→笠ヶ岳→黒部五郎岳→薬師峠→スゴ乗越→五色ヶ原→立山・室堂(5泊)

 



移動日
(07/23) 
今回は双六までを山仲間のYさんと行く約束をしていました。彼は関東から夜行バスで移動の為明日の早朝に登山口に着きます。それに合わせて登山口に前日移動しました。
中尾高原口は新穂高温泉の少し手前で、さらに標高の低いところにあります。

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近くに無料温泉があったので快適。
今日は屋根つきバス停で寝ます[眠い(睡眠)]

 

1日目(07/24) 中尾高原口→笠ヶ岳

今日はいつか登った笠新道よりさらに大変そうなクリヤ谷コース。

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なぜか100円と安いウルトラコーラをぐいっと飲み出発!

覚悟はしていましたが、やはり長かった。何よりも暑い。風も殆ど無風でのひたすらの登り。
稜線に出ても熱い時間が続き、息も絶え絶え。最近の運動不足が祟ったか[もうやだ~(悲しい顔)]

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最初のの2/3くらいは沢沿いの谷を上ります。水は豊富で汲みたい放題。

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登るにつれて槍穂の稜線、写真には入ってないけれど焼岳・乗鞍・御岳が見えてきました。

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2500m超の稜線とは思えない暑さ。山頂を目指して進みます。もうダメ[ふらふら]

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山頂近く あと少し!?。夕方になり、ガスって来たら急に寒くなってきた。この気温差は風邪ひく。
もうたどり着かないんじゃないかと思っていたので三角点が現れた時にはとてもうれしかった[ハートたち(複数ハート)]
山頂まで12時間もかかってしまいました。

山頂から少し下った所に山小屋があり、そこからさらに下った所にキャンプ場があります。着くころにはもう真っ暗。
テント場には冷たい雪渓の水場もありました。風が強く寒かったです。

2日目(07/25) 笠ヶ岳→双六岳→三又蓮華岳→黒部五郎キャンプ地

今日も少し長いコース。槍ヶ岳を目指すYさんは一足早く出発。

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朝日を受けて輝く笠ヶ岳山頂。

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槍ヶ岳から朝日が昇ります。

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今日は南アや富士山までが遠望できます。

双六までは抜戸岳までは快適な縦走路。そこから先は大ノマ岳、弓折岳と大きなアップダウンが続きます。

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さらば笠ヶ岳

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この時期は残雪と花が綺麗です。

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縦走路を通して槍穂の稜線が一望できます。後半は西鎌尾根が美しく見えてきます。

弓折乗越でゆっくり歩いてくれていたYさんに追いつきました。今日は槍ヶ岳まで行くのをあきらめたようです。
ココまででも結構大変だしね。

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双六岳。ぼてっとしてます。

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鷲羽をバックに双六小屋が見えてきました。

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荷物が減らないのはアレだけど、牛丼を注文してしまいました。
肉がたっぷりです。

双六岳へ向かいます。直登ルートは雪渓で通行止め。中道から分岐する春道で昇ります。

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中道はなかなかダイナミックな風景

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双六の山頂から。不思議な山頂下の平原?と北鎌尾根が迫力です。

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北を見ると三又蓮華岳、その横に水晶、鷲羽、野口五郎と眺めは最高です。

三又蓮華岳に向かいました。
縦走路は二回大きく登り返します。
途中で雷鳥の親子に会いました。
とおもったら空は暗く、寒くなってきました。
三又蓮華の山頂で双六に戻るYさんと別れ、五郎への長い下りに入ります。

黒部五郎のキャンプ場は黒部五郎岳の手前にあります。

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黒部五郎小屋と薬師岳。
今日は少し時間に余裕がありました。

3日目(07/26) 黒部五郎キャンプ地→黒部五郎岳→太郎平→薬師峠

今日も距離は長いコース。でも時間的には余裕があります。
朝一番で黒部五郎岳に登頂。今回もカールルートを通ります。

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でかい割れた岩

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五郎のカールは相変わらず見事です。

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山頂から見る薬師・立山方面

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笠ヶ岳も立派に見えます。

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山頂から大きく下り、太郎へのダイナミックな縦走路に入ります。

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薬師岳を大きく見ながらそれを目指します。

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また雷鳥の親子を見ました。

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最後は木道の連続でやられます。

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3時ごろから少し雷雨があったりして怖かったですが、何とか到着。

 


4日目(07/27)
 薬師峠→薬師岳→スゴ乗越

今日は薬師岳を登るのみ。アップダウンも少なく楽な一日でした。
山頂ははじめガスっていて寒かったですが、次第に晴れ、展望も楽しむことが出来ました。

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山頂に向けて進みます。

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薬師平からの黒部五郎、北ノ又岳

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薬師岳山荘は工事中

ケルンや祠がある場所が山頂だと思っていたら山頂はもう少し先。
山頂からは雲の平らが眼下に見え、赤牛や水晶、が目の前に。その向こう側に裏銀座コースも見ることが出来る絶景でした。

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北薬師岳方面。立山は残念ながら雲で見えません。

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振り返って太郎平方面

山頂でかなりゆっくりした後、北薬師を目指します。

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下り始めてスグ、雷鳥の親子にご対面。

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ここいらは稜線が切れていて大キレットのようなアルペン的雰囲気。でも別に危険箇所はありません。

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またまた雷鳥の親子。雛はまだ小さいヒヨコみたい。

北薬師で昼食を取り、下り始めます。
だんだん緑が多い縦走路。明日昇るスゴの頭や越中中沢岳、五色ヶ原もチラッと見えました。

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間山で本日最後の展望を

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赤牛と水晶

ずんずん下ってスゴ乗越に到着。ずいぶん下りました。
今日は時間的にも体力的にも余裕過ぎて楽々でした。夜は少し雨が降りましたが、朝にはすっきりあがっていました。
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5日目(07/28) スゴ乗越→スゴの頭→越中沢岳→五式ヶ原

今日もらくらくコースです。ただ、昨日よりはアップダウンがあって大変だと聞いていたので少し心配でした。
スゴの頭と越中中沢岳、鳶山と3回大きな登りがありましたが、山にも慣れてきたのか、らくらくでした。

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とりあえず下ります。振り返るとスゴの小屋が見えます。今日もいい天気。
狭い大きな岩が多い昇りにくい道をしばらく登るとスゴの頭に到着です。

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行く手には次の越中沢岳が大きく構えています。登り返しは思ったより少ないようです。

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振り返ると薬師岳が見えます。遠くに笠ヶ岳もみえます。

越中中沢の上りはしばらく続き、途中少し岩登りな部分もありました。山頂からの景色は本日一で、しばらく休憩しました。

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いに姿を現した立山と左奥に剣岳
休憩しているとスグに雲の中に隠れてしまいました。
そのほか後立山も大きく見えてきました。

次は鳶山。しばらくはだらだと岩だらけの道を下り、樹林帯に入ったと思ったらスグに底が最低鞍部。登り返しは結構大きかったです。
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右に針ノ木岳た黒部湖が見えます。

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鳶山頂上から見た五色ヶ原と針ノ木岳

雲が早く、今日はまだ昼だというのにずいぶんと寒くなってきました。
後は下りるだけですが、テン場でゆっくりすることにしました。

五色ヶ原のテント場は広かったですが、私のを合わせて4張程度でした。小屋は団体が多く、混んでいると聞きました。
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後ろに明日行く獅子岳などが大きく見えます。

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針ノ木岳の背景が赤く染まる

6日目(07/29) 五式ヶ原→獅子岳→一ノ越→雄山→室堂

深夜から雨と風の音でたたき起こされました。テントが飛ぶかと思うくらいの風でどうなることかと思いましたが、明るくなってから外に出てみると、風は強いが雨は大したことは無く、先に進むことにしました。[雨][雨][雨]

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ザラ峠付近から富山平野や日本海が見えました。
風が強く、吹き飛ばされそうになりながら昇ります。
雨のおかげでもくもくと足が進み、何度も雪渓を越え、気付けば一ノ越に到着。

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雪渓を越える登山者
雨風はさらに酷かったですが、この際立山雄山にも登ってしまえと思い、荷物なしでピストンしました。

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雄山山頂 ゴぉーーール[サッカー][サッカー]

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室堂に到着。
今日は雷鳥沢でキャンプを張って温泉などゆっくりしようかなと思っていましたが、この天気なので、さっさと帰ることにしました。

ココから高原バス、ケーブルカーを乗り継いで麓の立山駅に降りました。雨の平日にもかかわらず観光客が沢山いました。

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ケーブルカー
今日は早足で効率よく終わることが出来、一日早く家まで帰ることが出来ました。
最後の日は天気が悪かったのが残念でしたが、今まで時間が無くって出来なかった立山を目指す北ア縦断ができて満足です。

来週はいよいよ世界旅行二回目。なめくさって予定が殆ど決まっていませんが大丈夫かなぁ[あせあせ(飛び散る汗)]

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