エレバン~アラベルディ(サナヒン) 4日間(走行3日) 走行距離171.74㎞ (累計9956㎞)
雨が似合う朽ちかけたようなサナヒン修道院。
エレバンを出て、北へ。
このころから天気は悪化。曇りや雨がちのいやーな気候となってしまった。
エレバンから北の北部アルメニアはは世界遺産のサナヒン、ハグパット両修道院をはじめいくつかの趣のある修道院があった。
エレバンからもひたすら登り。斜度は急ではないが、距離がある。でもこれがアルメニア最後の大きな峠だ。
Hovhanavank
エレバンから30㎞くらい。遠くに見えただけでスルーしたが、遠くから見てもなかなか迫力のある感じだった。
そこから5㎞ぐらい北の Sagmosavankには立ち寄ってみた。
Sagmosavank
崖っつぷちに立っている。向こうに手前のHovhanavankが見える。
中は古ーく趣のある感じ。僕が見学している間に一人祈りに来た人がいた程度でとても静か。
珍しくフレンドリーなアルメニア犬。
アルメニアの犬はとても自転車に対してやたら追っかけてくる。怒らく僕の進んだルートで一番面倒だと記憶している。
宿がないか聞いた所、ないのでトレーラーで寝てけ。と案内された工事現場のトレーラー。
そこで一夜共にして世話を焼いてくれた、現場泊まり込みのボス(?)ジョラさん。
外はは土が凍るほど寒かったので助かった。
翌日、峠を超える。2165m。最後の大きな峠。アルメニアの試練を乗り切った。
そして、峠から下る下る。できるだけ標高の低いところへ。
バナゾールに到着。アルメニア第二(?)の都市。とはいっても都市といえるほどではない規模だけれども。壊れた地熱発電所が目につく町。
町の中心にあるホテルにチェックイン。古いロシア式のビルで営業しているのかわからない感じのホテル。その中の一つの階だけ部屋があって営業している。
B&Bもこの町にあるらしいが、なんか落ち着かないB&Bよりはプライベートな感じのするホテルの方が何となく落ち着く。
バスルーム付シングル 5000ドラム
Wifiなし。水のみ。温水の出る部屋はもう少し高い7000ドラムだったかな。部屋自体は悪くない。
早く着いたので町を歩いてみた。
ちなみに右の建物がホテル。看板は壊れている。
ロシア正教教会。
カラフルな珍しいBlack Church
ちょうど結婚式をやっていた。
次の日にはアラベルディに向けて出発。
バナドゾールからは谷沿いの道だ。下にフラットに走る線路があるのに、道路は無駄に細かいアップダウンが多い。
立ち寄ったKobayrという小さな集落のの遺跡化した教会。崖に立つ小さな村の上にある。
半壊したドームに残されたフレスコ画が良く残っている。
教会からは眺めが良い。
アラベルディの入り口で通って来た谷を振り返る。右の崖の上にもOdzunという町がある。
アラベルディの中心部。
さびれた感じのアラベルディの町の中心には宿は見つからず、中心の手前数キロの宿を教えてもらう。
IRIS Guesthouse (クリックで地図)
※GoogleMapのアラベルディの位置は間違っていて、そこはサナヒン村。川の北側がアラベルディ。紛らわしい。
中心からも十分歩ける。乗り合いバン(No.5)もあるけど本数少なそう。ゲストハウスというよりB&B的だが、居心地は良い。Wifi、ホットシャワーあり。オーナーの夫妻は英語も上手で色々と情報をくれる。
到着した翌日は雨。待機日にしようかとも思ったが、その翌日のみ天気がよさそうな為、その日に出発したい。
というわけで雨の中サナヒンの観光に出かけた。ハグパット(近郊にあるもう一つの世界遺産修道院) は諦めることにした。
紛らわしいが、サナヒン修道院はアラベルディに流れる川の対岸の山の上にある小さなサナヒンという町にある修道院だ。
町の中心から3番のバスで向かいの崖の上へ。そこにサナヒン町がある。アラベルディとサナヒンを結ぶロープウェイもあったけれど運休。というか動く感じではなかった。
サナヒンの中心から高いところを見ると教会が見える。
サナヒン修道院。苔や木が生え、趣のある外観。雨という天気がよりこの教会の湿った感じを強調する。
内部は修復で工事の人がいた。大聖堂には入れず。
翌日予報通り、久々に太陽が顔を出した。いざ、ジョージア(グルジア)へ。