エベレストを目の前に(カラパタール 5550mにて)
こんにちは[E:paper]半月ぶりに文明の地に戻りました。
というのも、この半月間、ネパールでトレッキングを楽しんでいました。
歩いたところは「サガルマータ国立公園」。エベレスト周辺と言った方が分かりやすい。
カトマンズからルクラに小型機で移動。そこからトレッキングをスタートした。
このエリアの好展望地と言われるゴーキョピーク、カラパタール、当初の予定にはなかったが、話を聞いて登ったチュクンリを制覇する欲張りコースになってしまった。
カトマンズからカトマンズまで計16日間。途中で行き先を追加したのにも関わらず予定通りに帰ってこれました。
行動記録は以下の通り[E:dash]
10/22 ルクラ(2840m)→パクディン(2610m)
10/23 パクディン(2610m)→ナムチェ・バザール(以下ナムチェ)(3440m)
10/24 ナムチェ滞在(3440m)(クムジュンなどを訪問)
10/25 ナムチェ→ドーレ(4200m)
10/26 ドーレ→マッチェルマ(4470m)
10/27 マッチェルマ滞在(5200mピークへ散歩)
10/28 マッチェルマ(4470m)→ゴーキョ(4790m)
10/29 ゴーキョピーク(5360m)にアタック→タグナグ(4700m)
10/30 タグナグ(4700m)→チョラ峠(5330m)→ロブチェ(4910m)
10/31 ロブチェ(4910m)→ゴラクシェップ(5140m)⇔EBC(エベレストのベースキャンプ)(5364m)
11/01 カラパタール(5550m)へアタック→トゥクラ(4620m)
11/02 トゥクラ(4620m)→チュクン(4730m)
11/03 チュクンリ(5550m)にアタック→ディンボチェ(4410m)
11/04 ディンボチェ(4410m)→テンボチェ(3860m)
11/05 テンボチェ→ナムチェ→モンジョ(2835m)
11/06 モンジョ(2835m)→ルクラ(2840m)
すばらしい景色を見ながらのトレッキングの一部をご紹介です。
カトマンズからルクラは小型機で移動。
混沌とする小さな空港。なかなか飛ばない。3時間以上も遅れて出発。
左側の窓からはヒマラヤが雲の上に顔を出していました。
ルクラの飛行場は斜面にある非常に無理やりな飛行場。管制塔なども無く、パイロット頼み。よく墜落するのも頷ける。
ルクラの町はひっそりと賑わっている。
ココは主にシェルパ族が暮らすチベット文化圏
村を通る度にマニ石やマニ車、ストーパ、を見かける。
荷運びの大きな牛が活躍しているが、危ないので気をつけましょう。
ポーターも大活躍。写真より重そうな荷物を背負ったポーターも結構早足だ。休憩は多いけど。
モンジョのインフォメーション。ココから先は国立公園だ。
何度もつり橋を渡る。
ナムチェは大きな村。この地方の中心地だ。ここを起点に色々なトレッキングができる。
登山用品も買い足せる。
ナムチェを出発。丘まで登るともうエベレストが見えている。
モンラ村はとても眺めが良い。今回は早く着きすぎたのでスルー。
だんだん大きな山に近づいてくる。下の村はマッチェルマ
村の入り口の丘には必ずと言って良いほどチョルテンがはためいている。
キレイな湖を見ながら少しずつ登ってゆきます。
これがゴーキョピーク
ゴーキョピークから見る氷河
氷河は瓦礫が堆積してあまり氷が見えません。
ゴーキョピークから見えるエベレスト。
その瓦礫の氷河を渡って
氷河と雪のチョラ峠を越え、
救助ヘリや、
極地のヤクたちを見ながら今回最奥のゴーキョに到着。
EBCを見物。誰もキャンプを張っていませんでしたが、エベレストに続くアイスフォールを見ることができた。
この日は雪。朝まで降り続いた。
おかげでこの奇跡!カラパタール(5550m)より。最後のパノラマはクリックで拡大できます。
エベレストのアップ
トゥクラ峠にはシェルパや各国の登山者たちのお墓が並ぶ。
生きろ。
宿でのひと時。
ほとんどはソーラーによるLED照明だが、電気が無い宿も多い。
チュクンリ(5550m)にアタック。アマダブラの裏側もなかなかだ。
上部は細い稜線だ。
チュクンリ頂上ではローツェ(8382m)の壁がド迫力だ。
夕日に染まるアマダブラ峰
ディンボチェの夜
高地には暖かそうなウシ、ヤクがいます。
テンボチェには大きなチベット寺院がある。
ここはエベレストも見え、周りを白い山に囲まれた良いところだ。カラパタールまでいけないトレッカーがココまでは来るのも頷ける。
シェルパの紹介をするシェルパ博物館(100Rs)。道具の展示のほかにこの地方のスライド、エベレストとシェルパに関する写真資料など見ごたえがあった。所在はナムチェ
仏塔に見送られながらナムチェを去る。
恐怖のルクラ飛行場に戻ってきた。崖を飛び降りるように離陸すると後ははカトマンドゥまでひとっ飛びだ!
運良くルクラについたその日の飛行機に乗ることができた。
こんな感じでトレッキングという旅は終わった。村々を訪ね歩く本当のバックパッキングとも言える。
ただ、不満も多い。歩く人は欧米人ばかりで、ほとんどのトレッカーにガイドがついていて至れり尽くせり。トレッカーとは少し違った、すれ違いに挨拶もしない観光客が多い。
ガイドをつけない人間はほとんどいない。肩身の狭い思いをすることも多い。この国のトレックシステムはガイド同伴前提で成り立っている。物価も運賃以外の部分で上昇する一方だろう。
ここでシェルパ等のの文化に触れられると思ったが、それは難しかった。観光産業に染まってしまった一面を見るばかりだった。
ある意味うまいこと利用しているともいえるが。
ただここで、ココにしかないすばらしい景色を見ることができた。村々と壮大な山々が融合した奇跡を見る事は他では難しいだろう。
[E:dollar]予算[E:dollar]
食べ方にもよるが、一日1300RS以下(宿代含)。上に行くほど極端に高くなる。
一人部屋(100~300RS) ※ドミは無かった。 ダイニングに無料で寝たことはあるが混んでる場合のイレギュラー。
水1立リットル100RS~250RS
おなかがすいた人はお変わり自由なダルバート(350~450RS)を注文すると良い。
他にもシェルパシチュー(200~400RS)などもお勧めです。
充電が可能な小屋もあるが高い(100~300RS以上/一時間)
ガイドがいな場合はこれだけ。あとはルクラまでの飛行機(往復220$~)。
TIMS(20US$)、入域料1000RSは必須。