夕暮れを背に。仕事も終わりだ。
ラオスのほぼ最南端のメコン川、川幅が大きくなるばかりか、中洲が4000の島となり人が暮らしている。
その中の一つ、デット島を訪れた。
それは何もない、ただゆっくりした時間が流れるだけの場所だった。
バンガロータイプの宿に泊まり、本を読み、昼まっからビールを飲み、ハンモックに揺られるだけの生活。唯一の観光はコーン・パペンの滝。そんな時間をすごした。
島内はそのほとんどが田園地帯だ。
無数の島と島の間を流れるメコン川。この流れを見ながらの生活。
行きかう船もほとんどが手漕ぎだ。
バンガロータイプの宿。これでも20,000KIP(約200円)
その宿「SANTIPHAB」のご夫婦。今はその娘(孫)たち?がせっせと働いている。彼女たちも無垢でかわいかった。
島近郊にある観光地「コーンパペンの滝」島の対岸に渡りそこからバイクで20分程でいける。しぶきを上げながら落ちる滝は迫力だった。
沈む夕日を見て明日を祈る。
もう少し長居がしたかったが、ATMはなく、両替レートも悪いので長期滞在は厳しかった。
何もないことがすばらしいと思える、そんな場所だった。