イスタンブールを出発し、ギリシャへ方面へ行くか、ブルガリア方面へ行くか迷っていたけれど、天気予報を見てギリシャ方面に行くことを決断した。なぜならば、しばらく寒くなるからだ。ブルガリアは尋常じゃなく寒い予報が出ていた。やはりできるだけ海に貼りついて行動したほうが無難そうだ。
イスタンブール・スルタンアフメットの外周を走るトング
クリスマス休暇が始まり、イスタンブールの宿はぐんと高くなった。それに追い出される形で出発したわけだが、韓国人サイクリストのトングとは、どこかマイナーな町で年末年始をやり過ごそうという考えは一致していた。
イスタンブールの旧城壁を抜ける。
郊外の航空博物館(?)の横を通り過ぎるときに突然止まったバイクは日本人バイカーのヒサオさん。
彼もバイクで大陸横断し、さらにはモロッコに行くのを目標としていた。(写真左)
イスタンブールを出てからアップダウンが多い。100m単位のアップダウンが多くてとてもしんどい道のつくりだ。結局これは国境まで続いた。
初日にキャンプした町の雰囲気のいい入り江。
しばらくは町続きでキャンプ地探しに苦労する。
2日目にはビーチでキャンプ。これは快適だった。
フレンドリー犬が集まってくる。次の日、一匹がしばらくついてきてちょっと心配になった。
Köfte(キョフテ)というハンバーグが有名なTekirdağ(テキルダー)という町。
雨の予報が出ていたので宿を探すも、予算オーバーで通過。
そこから少し内陸に入る。300mぐらいの登りを経て景色は田舎になったが、今度は畑が多くてキャンプをする場所が無い。暗くなってきたので仕方なく適当な空き地を見つけてキャンプを張る。その晩はやはり雨が降ってきた。
激しく振ったものの、朝には徐々に弱まっていった雨。
この日は、マルカラという小さな町で予算内のホテルが見つかった。
80TL/ツイン、シャワー付、トイレ共同、Wifi
次の日にはすっきり晴れていた。
あいかわらず鬱陶しいアップダウンは無意味じゃないかというぐらい続いていたが、
国境に向けてアップダウンは緩やかになっていく。写真では奥はフラット見えるけど、ゆるい(比較的楽な)アップダウンが見えている。
国境を越えてしまおうかと悩んだけれど、国境の町、イプサラに寄ってホテルを探してみると、、
案外いいホテルが見つかった。おそらくこの小さな町には唯一のホテル
Sebat Otel (クリックで地図)
20ユーロ/ツイン
トイレ/シャワー/TV/Wifi/バルコニー(イマイチ)
※トイレ共同部屋もある模様。
写真は雪が降った後のホテルの外観。
バルコニーからの眺め。ギリシャとの国境線が見えていた。
このホテルのコストパフォーマンスは高く、ここで年末年始を過ごすことを全会一致で可決。問題はこの何も無い町なのだ、、、
今年もおつかれ! っていう事でとりあえずしっかり食べる。やっぱトルコはチキンがおいしいね。
イプサラは町の規模の割には日中歩いたりカフェでお茶を飲む人が多く、レストランも充実している。
年末には雪が降り出した。気温は下がり粉雪が吹き荒れる。いやー。停滞してよかった。というぐらいひどい。
明けましておめでとうございます。
寝正月でございます。