カンポバッソ~ローマ 7日間(走行5日) 走行距離362㎞ (累計13144㎞)

雪の降る中橋の下で停滞。
山の中での二泊、キャンプで連泊したのは初めてかもしれない。誰にも見つからない場所だと思ったが、朝猟師が近くで鉄砲をぶっ放してびっくりした。両氏は僕のテントに気づいたのかどうかは分からないが、すぐに去って行った。

天気は悪くなかった。また昼過ぎには崩れてくる予報だった。


大きな山が見えてきた。「マテーゼ」と呼ばれる公園だ。この山脈を回るように進む。

景色に不釣合いな大きな教会。このあたりが峠だった。後は海まで下り基調。

山肌にへばりつくような街。ペスケという街だ。

感じの良い旧市街地の細い目抜き通り。

そして目的の宿にたどり着く。ひょうきんなオーナーのニコは珍しい外国人気持ちよく迎え入れてくれた。

30ユーロ(値引後)/ダブルルームシングル使用

ちなみにイタリアの朝食はクロワッサンとコーヒーだけということが多い。

従業員のニコと。
プレーゴ(どうぞ)を連発するのがおかしかった。

車も頻繁には通らない旧市街は昼も夜も静かだった。

翌日は予報どおりの一日雨で少し出かけたけれど、基本部屋でゆっくり過ごした。


旧市街の中心には結構立派なギリシア神殿風の教会が立っている

路地

イゼルニアを立つ。近くの山にも雪が降った。

峠のトンネルを越えると、晴れてたら最高なはずの眺めが良い下りが待っていた。

平地へ出るとまもなく海沿い。カッシノという街の手前で海沿いに続く道に左折し、のんびりした川沿いの田舎道を走る。

廃屋は変に人の気配を感じてしまい、怖いのだが、何も無ければ快適な場所だ。テント乾かさなくっていいし。

廃ビルの上層階から取った朝。

走り出すと遺跡があった。奥に見えるのはミントゥルノと言う街。

綺麗な雰囲気の港町、フォルミア。背後に雄大な山が見える。

半島に突き出た旧市街が魅力的なガエタと言う港町。
これはテッラチナの街をバイパスしてしまう道だった。トンネルの後で降りればよいのだが、こういう時、自転車は戻るのが面倒だと考えて先へ進んでしまう。


朝の光を浴びる森。うっそうとした森で、昼でも歩くのをためらわれる感じだった。

久々に綺麗な空。サバウディアのそばのカヌーを楽しむ人がいる池のほとりで、湿気でべたべたになったテントを干す。

しばらく海沿いにサイクリング・マラソンコースが続く。サイクリングを楽しむ人もたくさんいた。珍しく英語が話せるサイクリストに声をかけられたので話しながらすすむ。

陸側には湖があり、こちら側の景色も良い。天気も良くてとてもいい日だった。

ローマ県に突入。大詰めだ。って感じがするようなしないような。

この松のような木は見た目は悪くないのだが、根っこで道が膨らんで困る。

ローマに向けて最後のキャンプは冬のビーチでしっぽりと。怪しい雲が近づいている。

海の屋台(?)の裏に隠れるようにテントを張った。
