灼熱のバガンと遺跡(03/19~22)

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無数の寺院群の向こうに沈む夕日。

メッティーラからはローカルバスを使った。他にいいバスがあるのかどうかは分からないが、ローカルバスはお勧めできないものだった。
まず昔日本で使われていた様な市バスのような車体だ。「降ります」ボタンまであったりする。コレにぎゅうぎゅうに詰め込んで長距離を走る。屋根の上にも乗せて。さらに人がいるごとに泊って呼び込みをするのでぜんぜん進まない。
まあ、インドみたいなものだ。これで安ければいいのだが、ここにミャンマーの「外国人料金」なるものが絡んでくるので、全く安くない。ミャンマー人の2倍以上は取ってくる。それでもエアコンバスよりは多少安いのだろうが。
聞くとミャンマー人はいくらいくらであんたはいくらと正直に言ってくれるのだが、ローカルバスまでは勘弁して欲しいのが正直なところだ。
捨てる神あれば拾う神ありというべきか、このバスの道中で知り合ったミャンマー人家族は旅行者だが、とても親切にしてくれた。

バガンは「世界三大仏教遺跡」なるものが存在する。それでも「世界遺産」ではない。ミャンマーが「世界遺産」には力を入れていないのだろうか。
「三大」というだけあってすばらしい。大小さまざまな遺跡が点在する。中は仏像があり、遺跡というのが正解なのか、実際に祈りをささげにくる人が多い。一つ一つみるのもよいが、高いところから見る無数の仏塔が点在する風景は圧巻だ。テラスや塔の途中まで登れる遺跡は有名なのも含めてたくさんある。自分だけの絶景ポイントはいくらでも探せるだろう。
遺跡は馬車で周るのが良いと思う。15,000Kyatも出せば一日チャーターできるだろう。僕のようにケチな旅行者は自転車で回る。ひょんな所から知り合った中国人と二人で自転車で周ることになった。メイン道路を外れるとすぐに砂地になるので自転車で回るのはあまり向かない上に、トゲのある植物もあり、パンクしたりなんだりとトラブルもあった。何よりも砂漠な気候で暑い。灼熱という言葉が正しい。喉がカラカラに渇く。
それでも二日間たくさんの場所を回った。有名なところは物売りが多く、そこかしこでポストカード売りに絡まれる。あまりゆっくり出来ない。
マイナーなところは静かでとてものんびり出来る。上に登れるところも多い。ほんとに誰もいなかったりするので一人だと心細いだろう。結果的には、タイのようなイヌのトラブルは無く、平和そのものだった。
一日目は遺跡に登って夕日を見た。二日目は早朝に出発して朝日を見、夕方にはまた別の所を見つけ、夕日を見た。とても疲れたが有意義な時間だった。相方が良くしゃべるので英語も上達しただろう。
ともかく今まで見たことも無いすばらしい遺跡だった。

メッティーラ→バガン  ローカルバス 6,000チャット 4時間程度Dsc00099
バガンへの移動に使ったローカルバス。このバスは昔の日本の市営バスだろう。降車ボタンがあった。

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シュエジィーゴンパヤ 黄金に輝く巨大な仏塔はミャンマー人の巡礼者がたくさんいた。

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大きいものは見ごたえもある。まるでお城のようだ。これはティーローミンロー寺

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しつこいが可愛い物売りたち。案内してくれたりするが、しまいには必ずポストカードがバッグから登場する。
有名な大きな遺跡には土産物屋や物売りも多いのだ。ドイツもこいつもポストカードを持ってくるのには閉口した。

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小さな遺跡にも必ず大きな仏像が中央に鎮座している。多くのものは4体の仏像があり、それぞれ東西南北を向いていた。表情がまちまちでまた、色も金色だったりカラーだったりで見ていて飽きない。

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初日の定食は初めてミャンマー風のを注文した。チキン、マトン、ビーフ、魚からカレーを選びあとはつけあわせが盛りだくさん。旬の野菜やデザートも出る。これで1500kyatなら満足だ。ただし味は・・・の物も多い。

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ここバガンでもっともおおきくて有名なアーナンダ寺院。廊下が入り組んでいる中の構造も面白い。遺跡とはいえ巡礼者が絶えない。見る距離によって表情が変わる仏像も面白かった。
北入り口のすぐ近くには壁画がとても美しい小さなお堂があった。(バガン唯一写真撮影禁止)

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ホントは馬車で周ると良かったのかもしれない。あー暑くてたまらない。

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仏像の近くまでいき金箔を貼る文化がある。人気のある仏像は張りすぎてボコボコになっていたりする。

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遺跡の中にも物売りがごろついていたりする。

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階段ピラミッドのような巨大な寺院、ダマヤンジー寺。この遺跡の中ではかなりユニークで目立つ。ここまでくるのに砂道の上を自転車を押すはめになった。

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夕日を見るためにシュエサンドパヤーに登る。ここは有名な夕日スポットだ。

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夕日をを受ける遺跡群。冒頭の写真もここから撮った写真である。

一日目は有名どころを周った。紹介した以外にもたくさん訪れている。二日目はマイナーどころをメインに周った。あまり物売りに惑わされること無く、ゆっくりと見ることが出来た。

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次の日の朝日を見るのには茨の道を迷い、イヌに吠えられなんとか適当な遺跡に登って見ることができた。

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反対側は昨日見た遺跡群が朝日を受けていた。

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たまには休んでいらっしゃる方もいます。

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朝の茨強行で2人ともパンク。修理屋もうまい事いるもんだ。

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そのおやじが普段はアイス屋だったりする。

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スラマニ寺院。大きな遺跡だが少し奥地にあるので訪れる人は少ない。

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内部は壁画がびっしりと残っている。写真のようにザッパなものから精密なものまで。見ごたえがあった。

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ミンナントゥ村で出会った可愛い坊さん

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同じ村で出合った「ばあちゃんに変わって地球の歩き方載るのよ!」って機織りを見せてくれた少女。

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ホントに見ていて飽きないほど色々な寺院遺跡がある。

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夕日が迫ってきた。どこか登れる遺跡を探さなければ。

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そして見つけた掘り出し物の夕日スポット。東側には今まで見てきた無数の遺跡がいくつものレイヤーとなって見えていた。とても美しい眺めだ。

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反対側も夕日を受ける茶色い遺跡が赤く輝き、とても美しかった。

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最終日は休憩日としてマーケットにいってみた。小さなマーケットだが色々なものが売っていた。

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コレがタナカの材料になる木らしい。

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アクセサリーを加工している若者。

次はマンダレーだ。

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